お勧めの有料シンセサイザープラグインの紹介です。
どれもお勧めできるものを紹介しますが、本格的なものを紹介する都合上中々値段が張るものもあります。
例によって値段、好みや自分の好きなジャンルやアーティストなども参考にしてみてください。
後、買う前には必ずデモ版を試した方が良いです。買ってから重くて動かない、では手遅れです。
最後に合成方式を明記しておきます。シンセサイザーがどうやって音を作るかの違いで、この違いはシンセサイザーの音に影響します。
※値段は参考程度にしてください。レートの関係で実際の値段は変動します。参考は($1=112円)
また、最安は間違いないのですが、そこからさらにショップの値引きが入ったりするためもう少し安く買えたりします。
とりあえず変な癖のない万能系のシンセサイザーをまとめておきます。
もしシンセを買うなら、とりあえずこの中の一つ持っておけばいいかなと思います。
クラブ系において超有名シンセサイザー。
軽い、良い出音、基本的な機能で分かりやすい、と三拍子揃った初心者にお勧めシンセサイザー。
クラブ系の音ではフリーや市販で売られているプリセットが非常に多く、Youtube等で音を検索してもこのシンセサイザーが上に出てくることが多い。
そのため勉強をするにも非常に良い。
と褒めちぎったが、今となっては少し古い傾向もある。
複雑な機能が付いていないため、これ以降に紹介する新しいシンセサイザーの方が複雑な音は作りやすいと思われる。
その分難しくなるため複雑なシンセサイザーが必ずしもいいとは言えない。
総評として非常に良いシンセだと思う。
学割が使えるのだが、それで購入した場合は商用利用(販売する音楽に使うこと)不可であるため注意。
※合成方式は減算合成シンセサイザー。
こちらも超定番シンセ。
とりあえずこれかSylenth 1どちらかがあれば正直困らないと思う。
こちらはPOPS等にも使われる。
これも非常に情報とプイセットが多く、情報が集めやすい。
機能面ではSylenth 1より非常に多機能。
LFOと言って音を時間で変化させるパラメーターがとても多いため、ワブルベースやゴリゴリした音に強い傾向にある。 が、きれいな音などもしっかり作る事が出来る万能シンセ。
Kompleteという色々入ったセットに入っているため、単品で買うことはお勧めしづらい値段。可能であればKompleteで買おう。
総評としては非常に万能なのだが、パラメーターが多く少し難しい。また若干古くなってきたところはある。
単品で買うのは値段的に微妙だと考えると、Kompleteが少し値が張るところか。
ただKompleteは色々入っていてどれも使えるためかなりお得だと思う。
※合成方式はウェーブテーブル方式の減算合成。
最近の万能シンセ。
非常に柔軟かつ複雑な音作りができ、評判もとても良い。
音の傾向は上二つに比べてマイルドな出音。そのためPOPS等にも使いやすい。
出来ることが多すぎるせいで、非常に複雑で操作やパラメーターの量が多く難易度が高くなっている面もある。
特出すべきはその値段の安さで、学生が買えるAcademic版の半額セール時はまさかの$29!
また、ニュースレター登録(無料)でさらに安くなったりする。この性能と音でこの値段は正直他のものでは一切考えられない。コスパ最強
GUIなどもとっつきにくさがあるため人を選ぶのかもしれないが、ぜひ一考してもらいたいシンセ。
※合成方式はウェーブテーブル、加算合成、減算合成、ベクトル、ウェーブシーケンスと本当に何でもござれ。
何を言っているか分からないかもしれないが、とりあえず何でもできる、変態
最近登場したシンセ。
クラブミュージックのゴリゴリした音やワブルベースに強い。
比較的シンプルな構成で、何よりもの特徴は音の変化に合わせて色々動くため、今何がどう動いて音が出来ているのかが視覚的に分かりやすい。
そのため初心者にもお勧めできるシンセサイザー。
傾向はMassiveに近く、Massiveを分かりやすくした感じというとMassiveの立ち位置が無いか(笑)
こちらの方が少し重いためそこは注意。
Splice(販売ページのリンクです)がこれを月額$9.99で月額契約できる販売方式を行っている。
これはいつでもやめる事ができ、再開も自由。再開の場合はこれまで払った金額から継続され、トータルで$189になると完全な製品を貰う事が出来る。
自由に解約できる分割払いのようなもので非常に便利。もし興味があればこのサービスを利用するのもいいだろう。
※合成方式はMassiveと同じウェーブテーブル方式の減算合成。
比較的最近のシンセ。
構成はシンプルで出音は鋭い傾向で、クラブミュージック向き。
比較的分かりやすいGUIと、操作性で人気がある。
イメージとしては冷たい音が得意、な気がする。
今考えると上の物と比べると少し影が薄いかも。
市販のプリセットも多く、性能も決して上のものに劣る訳ではない。
※合成方式は減算合成。
ここから先は少し癖のあるものをご紹介
定番シンセ。というかシンセと言っていいのか怪しい。
これは簡単に言えば中にWavファイルがたくさん入っているものであり、自分で音を作る訳ではなく、元から出来上がっている音を鳴らす事が出来るシンセ。
このNexusはその入っている音の出来が良く、とりあえず音を選んで鳴らすだけで本物っぽくなれる魔法のアイテム。
仕組みの関係上ピアノやバイオリン等の生楽器の音なども結構リアルな音が鳴らせる。
ただし、自分で音を作れないため公式で音を追加で買っていく方式。要するに高い。
追加の音もまとめて買うと安くはなるものの、定価が$60と中々に高いためお金に余裕がある人向き。
本体に元から入ってる音は結構使い勝手が良いためお勧めは出来るが、ただただ値段がネックか・・・
※これはそもそもシンセじゃないので割愛